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財務情報

事業概要

基本方針

創立以来、創立者は「学園生は我が生命なり」との深き慈愛で薫陶してこられた。学園生は、創立者の期待に応えんと人間練磨に挑み、各分野での貢献を目指し、30,000名を超える卒業生が社会、世界の各分野で第一人者として活躍している。
創立53周年となる2020年度は、「創造性豊かな世界市民の育成を目指しての教育内容の充実」、「総合整備と財政基盤強化」、「各種事業の取り組み」、「学園全体にかかる諸課題の改善戦略」の4項目を中心に、「今の課題」は何か、「具体的な目標(ニーズ)」は何かを明確にし、そこに向かって計画性のある取組みを実施。全ての項目においてPDCAサイクル「計画(Plan)・実行(Do)・確認(Check)・実践(Action)」を実行し推進した。

2020年度事業概略

①「創造性豊かな世界市民の育成」を指向し、各種施策を検討、実施した。
・スーパーグローバルハイスクール(SGH 文部科学省認定事業 東京:最終年度、関西:昨年度終了)などを通して得た経験を活かしグローバルリーダーを育成。

②学事面では小中高(12年間一貫)を教育の柱とし、生徒・児童の発達段階に応じた、きめ細やかな教育(育み)を根幹に、創価大学、アメリカ創価大学との連携も強化し、創価教育の更なる充実に取り組む。また文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」に対応すべく、高3を除く全生徒・児童へ一人一台の情報端末を配備。加えてネットワーク環境の充実に努めた。

③全額給付型の奨学金制度を継続し、経済面でのサポートを実施。
(1)家計急変世帯に対する奨学金制度を継続。
(2)寮生・下宿生全員に昼食支援を実施等、安心できる学園生活を提供。
(3)新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴うオンライン学習実施の臨時奨学金を支給

④安全安心対策の視点から施設設備の点検・補改修を行い、生徒・児童・園児が安心して学園生活が送れるよう整備を行った。

⑤札幌創価幼稚園の園舎建替え総合整備計画を推進。
創立60周年へ校舎等の中長期補改修を計画的に実施しながら、「校舎・グラウンド総合整備計画」の策定を推進。

以下、主な事業について報告する。

1.諸施設の整備・改修工事について

①創価学園 TV会議システム入替 
総額 7,405,200円  
・創価学園のTV会議システム入替を実施(6年リース)。

②東西学園 情報端末購入
総額 139,246,800円  
・文部科学省のGIGAスクール構想における1人1台(小学校全児童、中学校全生徒、高校1・2年生全員)の情報端末を購入。小中については補助金を活用。

③東西学園 情報ネットワーク機器整備工事
総額 26,886,090円  
・GIGAスクール構想に伴い、通信回線の高速化を目指し、ネットワーク基幹HUB等の更新工事を実施。小中については補助金を活用。

④東京学園 教職員パソコン入替
総額 36,558,720円  
・2016年のリース開始より4年経過し、経年劣化やシステム遅滞等の不具合が目立ってきたため、PC端末、モニターの入替を実施(4年リース)。

⑤東京学園 基幹サーバー入替
総額 22,168,080円  
・2013年のリース開始より7年が経過し、経年劣化による不具合も発生しているため、基幹サーバーの入替を実施(6年リース)。

⑥東京学園 電話交換機入替
総額 18,363,180円  
・2009年のリース開始より10年が経過し、経年劣化による不具合も発生しているため、電話交換機の入替を実施(6年リース)。

⑦東京学園 キュービクル改修ならびに分電盤補修工事
総額 16,138,100円  
・高圧受変電設備(キュービクル)設置から長期にわたり使用し、昨年の点検で電気設備の劣化が判明したため、更新工事を実施。

⑧東京学園 寮・下宿 Wi-Fi環境整備工事
総額 10,206,780円  
・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン授業を積極的に実施している寮・下宿のWi-Fi環境の拡充を実施。

⑨東京学園 栄光寮南側隣接土地整備工事
総額 8,945,200円  
・栄光寮南側隣接地を寮生が多目的に使用できる、開放的な憩いの空間として整備工事を実施。

⑩創価中学校 食堂厨房機器更新
総額 7,920,000円  
・栄光食堂厨房で使用している機器が経年劣化により不具合が発生しているため、厨房機器の更新を実施。

⑪東京創価小学校 1階普通教室系統ならびに職員室系統空調機更新工事
総額 19,789,000円  
・校舎1階の普通教室系統ならびに職員室系統で使用している空調機が経年劣化により能力が落ちてきているため、空調機器の更新を実施。

⑫関西創価中学高校 池田講堂屋根塗膜防水工事
総額 25,452,000円  
・2007年に実施してより13年経過し、経年劣化による不具合が発生しているため屋根塗膜防水工事を実施。

⑬関西創価中学高校 井水ろ過装置更新工事
総額 18,708,000円  
・1977年に実施してより43年経過し、経年劣化が著しいため更新工事を実施。

⑭関西創価高校 ビクトリーグラウンド受変電設備他更新工事
総額 18,905,000円  
・1995年に実施してより25年経過し、経年劣化による不具合が発生しているため、更新工事を実施。

⑮関西創価高校 スタディサプリ契約更新
総額 6,426,000円  
・2017年4月に1人1台のタブレット環境の活用方法として同アプリを導入し、到達度の確認等学習効果も高いため、契約更新を実施。

⑯関西創価小学校 職員室他パソコンリース入替
総額 7,536,100円  
・2015年のリース開始より5年経過し、経年劣化やシステム遅滞等の不具合が目立ってきたため、ノートパソコンの入替を実施(5年リース)。

⑰札幌創価幼稚園 新園舎建設工事(第二期)
総額 1,269,543,000円  
・新園舎建設工事(第二期)の本体建設並びに電気・設備工事等を実施。

2.教育事業・一貫教育連携の充実について

①創立精神深化を育む各種施策の推進
・「創立者とともに」(創立者指導学習資料2020年版)を制作し、学園生の創立精神深化に努めた。
・オンラインシステムを活用し、学園三大行事(英知・栄光・情熱の日記念行事)への取り組みを充実。

②小中高の12年間一貫教育を生かした教育の充実
・英語授業はネイティブを含めて複数教員が担当し、チームティーティングを実施。

③創価大学・SUA(アメリカ創価大学)との連携のもと、創価教育を推進

④生命尊厳の理念のもと環境教育・平和教育を推進
・中高の研修旅行(東北・広島)と小中でのサマーセミナー実施による自然環境教育・平和教育推進。
・東西高がフィールドワーク(オンラインで実施)を通して平和教育を推進。
・関西学園でNASA・宇宙教育プログラムへの参加による環境教育の推進。
・自然保護育成の各種保存会・委員会に継続して取り組む。

⑤幼稚園から小中高全校で、読書教育の一層の推進

⑥教職員・管理栄養士等が協力して食育の取り組みを推進

⑦友情を育む、クラブ・各校行事の取り組みを推進
・東西高・英語ディベート部、東京高・箏曲部、関西中高・吹奏楽部、関西小・アンジェリック・ブラスバンド、関西高・ダンス部等が全国大会に出場。

⑧世界市民育成の取り組み
・東京高がSGH(スーパーグローバルハイスクール)校としてグローバルリーダーを育成。関西高は昨年度SGHを終了し、さらに世界市民育成に取り組んでいる。
・フィールドワーク(オンラインシステムを活用)を通して国内外にて研修を実施。
・東京高はGCP(協調的探究型学習)を通して、持続可能な開発目標を中心に、地球規模課題の解決に向けた探究活動に取り組んだ。
・関西高はSGHの実績を継承し、全員で取り組む探究型総合学習プログラム「GRIT」を海外とオンラインでつなぎ実施。

⑨防災・安全・安心の教育環境を充実
・通学時の安全のための、「安全教育」、「マナー講座」を実施。
・防災訓練を定期的に開催し、避難経路の確認や安全点検を充実。
・携帯電話やメールのマナーについて学習し、意識を高めた。
・緊急対応等のセーフティネットを強化。

⑩札幌創価幼稚園 きめ細やかな園児対応
・園庭での活動も制限され仮園舎で過ごした1年間ではあったが、これまでの設定保育中心から「遊び中心の保育」を実施。絵本読み聞かせを大切にする保育の伝統は続け「主体的な遊び」を育む研修を重ねた。また、個別支援や就学支援を充実させ、一人ひとりを大切にする幼児教育に注力した。

3.国際交流について

①海外からの表彰
・卒業式において、卒業生代表に、インド・マカオ・中国より表彰を頂戴した。

4.生徒・児童・園児支援について

①奨学金の充実
・東西学園生 オンライン学習実施に伴う臨時奨学金を支給
総額 135,000,000円  
新型コロナウイルス感染拡大の影響により休校が続く中、オンラインを活用した学習の取り組みを支援し、各家庭で生じる通信費等の負担軽減のため臨時奨学金を全生徒・児童へ支給。

・池田育英奨学制度・牧口奨学制度をはじめ、各種奨学制度の充実に取り組む。また家計急変世帯への奨学制度を延長し、安心して学べる環境づくりに取り組む。

②寮生・下宿生への支援充実
・地方から来ている寮生・下宿生の保護者の経済的負担を軽減するため、寮生・下宿生全員の昼食支援制度を継続。
<支給実績>
池田育英奨学制度24,000,000円
鳳雛奨学制度23,800,000円
入学時奨学制度7,770,000円
都外生・府外生あんしん奨学制度18,330,000円
寮生・下宿生奨学制度74,239,666円
牧口記念教育基金会奨学制度97,800,000円
きょうだい同時在籍者奨学制度15,300,000円
希望奨学金2,220,200円
オンライン学習 臨時奨学金135,000,000円

合計 398,459,866円

<原資内訳>
第3号基本金引当特定資産 利息 158,003,479円
就学支援基金引当特定資産 利息 178,576,387円
卒業生 寄付 21,880,000円
牧口記念教育基金会 寄付 40,000,000円
合計 398,459,866円

<奨学制度実績>
・池田育英奨学制度
対 象:人物・成績優秀もしくは諸活動において貢献が顕著な者
人 数:高校生 東西合計60名
支給額:40万円支給
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 24,000,000円

・鳳雛奨学制度
対 象:学習意欲が高く、人物が優れている者
人 数:高校生 東西合計60名
    中学生 東西合計59名
支給額:20万円支給
資 金:卒業生寄付・就学支援基金引当特定資産利息
支給実績: 23,800,000円

・入学時奨学制度
対 象:人物・成績優秀者(原則入試合格者)
人 数:高校生 東西合計15名
    中学生 東西合計 8名
支給額:入学金・維持費全額免除
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 7,770,000円

・都外生・府外生あんしん奨学制度
対 象:東京都・大阪府以外に在住する高校通学生で、奨学金の支給を希望する者
    (年収500万円以下めやす)
人 数:収入基準を満たせば全員採用(人数は2021年3月現在)
    【東京】44名 【関西】63名
支給額:東京高 学費月額16,000円免除(年額192,000円)
    関西高 学費月額13,000円免除(年額156,000円)
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 18,330,000円

・寮生・下宿生奨学制度
対 象:寮生・下宿生(中学・高校生)
人 数:イ)寮生・下宿生全員
    ロ)寮生・下宿生で収入基準を満たせば全員採用
      (人数は2021年3月現在)
      【東京】129名(高校:117名 中学:12名)
      【関西】159名(高校:150名 中学: 9名)
支給額:イ)中学給食代金・高校昼食代・食券を支給
    ロ)寄宿舎費全額免除
      ※奨学金の支給を希望する者(年収500万円以下めやす)
    ハ)寄宿舎費月額17,000円免除
      ※奨学金の支給を希望する者(年収800万円以下めやす)
資 金:卒業生寄付・第3号基本金引当特定資産利息・就学支援基金引当特定資産利息
支給実績: 74,239,666円

・牧口記念教育基金会奨学制度
対 象:奨学金の支給を希望する者(年収500万円以下)
人 数:中学・高校 東西合計652名
    【東京】231名(35.4%)※全体比
    【関西】421名(64.6%)※全体比
支給額:15万円支給
資 金:牧口記念教育基金会寄付・就学支援基金引当特定資産利息
支給実績: 97,800,000円

・きょうだい同時在籍者奨学制度
対 象:受験合格者のうち創価学園(幼稚園除く)に入学する者の兄弟姉妹が、入学年度に創価学園(幼稚園除く)に在籍している場合で、奨学金を望む者
人 数:小学校・中学・高校 東西合計153名
    【東京】73名 【関西】80名
支給額:10万円支給
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 15,300,000円

・希望奨学制度
対 象:家計中心者の死亡・リストラ・廃業・疾病により失職(自己都合を除く)した場合
人 数:東西合計12名
    【東京】 3名 【関西】 9名
支給額:①学費全額免除(死亡の場合は当該学校卒業まで。他最長12ヵ月)
    ②通学生 食事代、交通費(寄宿舎費相当額上限)
     (期間は学費免除の期間に準じる)
    ③寮・下宿生 寮費、下宿代支給
     (期間は学費免除の期間に準じる)
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 2,220,200円

・オンライン学習実施に伴う臨時奨学金
対 象:東西学園(小中高)全生徒・児童
人 数:東西合計4,500名
    【東京】2,248名 【関西】2,252名
支給額:一律3万円支給
資 金:学園就学支援基金引当特定資産利息
支給実績: 135,000,000円

5.生徒・児童・園児募集について

①オープンキャンパス・学校説明会・入試説明会の開催
・東西学園でのオープンキャンパス開催をはじめ、全国で開催された、オンラインによる学校説明会等を実施し、小中学生・未就学児への激励と保護者への説明を実施。

6.広報・地域貢献活動について

①学園メイト加入を推進
・全国の小中学生及び受験希望支援者を対象に、「学園メイト」制度(登録無料)を2009年度より開始。登録者数は2,600名を超え、広報活動の大切な基盤となっている。
学園レター(年3回)、学園グッズを学園メイト登録者全員に贈呈。

②駅広告看板の設置
・東西、札幌の学園最寄り駅をはじめとする、近隣主要駅広告を通し、広報活動を推進。

③創価芸術展の開催
・新型コロナウイルス感染拡大に伴い、本展・巡回展の実地開催を全てとりやめ、オンラインで開催した。生徒・児童・園児が日頃の授業、クラブ活動で作成した絵画、書道、写真、陶芸等を展示。作品を通じて、地域・社会に本学園が取組んでいる人間教育への深い理解と関心を広げている。

・総鑑賞者総数:23,286名 (参考)2019年度:16,318名 2018年度:20,091名
 日本以外にアメリカ(217名)、中国(199名)をはじめ、55カ国地域よりアクセス。

出展作品数 書道  絵画  立体  写真  合計
東京学園  57 点  73 点  15 点  15 点  160 点
関西学園  41 点  129 点 13 点  13 点  196 点
札幌幼稚園  -   16 点  7 点   -    23 点
                     379 点

7.創価教育センターの活動について

①学事面における創価一貫教育推進
・学事推進会議を開催し、各校・園の学事推進を図った。
・学事面で6校1園と連携しサポート。

②グローバルリーダー輩出の取り組み
・世界市民教育の取り組みを推進した。
・SGH管理機関として東西高校の活動をサポート。

③教職員の育成と研修を推進
・校長会・事務長会で教育情報を提供した。
・副校長教頭会を開催し、研修として充実させた。
・若手教職員の研修を充実させた。(内定者、新任、勤続2年)
・教員免許更新講習の受講をサポート。
・ミドル研修を開催し、教員の資質向上を図った。
・全教職員対象に、研修会をテレビ会議を活用して、冬期に実施。
・教職員の創立精神の深化、及び実務の手引きとして、「教職員ハンドブック」の内容を更新し、教育活動が円滑に進むように努めた。
・OJT研修として、各校で基礎技能を学ぶ研修を実施。

④創価教育研究所・自然環境教育研究所の活動
・両研究所ともに、研究員(代表教職員)による会議と研修会を開催し、諸研究活動の充実を図った。
・毎年、全教職員による教育現場での取り組みをまとめ、未来に残す「創価教育の実践」記録集を作成。
・創価教育研究所では、2012年度からの8年間の研究所のテーマを振り返り、検証を推進した。
・創価教育研究所レポートをポータルサイトにアップして学園内に公表。
・自然環境教育研究所では、SDGsについての学びを深め、自然環境教育を推進した。
・「自然環境教育研究所報告」を4回発刊。

⑤安全安心の取り組みを充実
・ユニバーサルデザイン教育を推進した。
・創価学園として、保護者相談窓口を設置(フリーダイヤルで対応)。
・個人情報の保護を図った。

⑥学園50年間の各種資料の収集と整理を推進
・50年間の学事資料の作成を推進した。
・創立者指導の整理を推進した。

8.アーカイブ充実

①創立者関連資料の保全
・学園内にある、創立者の著書、著作、映像、音声等を厳重に管理(収集及び保全、修復)し、デジタル化することにより半永久的な継承体制を整備している。

②関連資料の活用
・アーカイブ資料を活用し、学園生に還元できるシステム(検索・閲覧)構築を目指し、検討を進めている。
・アーカイブ資料の修復保全及び保管処理を着実に推進した。

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