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財務情報

事業概要

基本方針

創価学園は、2017年11月18日、創立50周年を迎えた。この間、創立者は「学園生は我が生命なり」との深き慈愛で薫陶してこられた。学園生は、創立者の期待に応えんと人間練磨に挑み、各分野での貢献を目指し、30,000名を超える卒業生が社会、世界の各分野で第一人者として活躍している。

2019年度は、「創造性豊かな世界市民の育成を目指しての教育内容の充実」、「総合整備と財政基盤強化」、「創立50周年記念募金の推進ほか各種事業の取り組み」、「学園全体にかかる諸課題の改善戦略」の4項目を中心に、「今の課題」は何か、「具体的な目標(ニーズ)」は何かを明確にし、そこに向かって計画性のある取組みを実施。全ての項目においてPDCAサイクル「計画(Plan)・実行(Do)・確認(Check)・実践(Action)」を実行し推進した。

2019年度事業概略

①「創造性豊かな世界市民の育成」を指向し、各種施策を検討、実施した。
・スーパーグローバルハイスクール(SGH 文部科学省認定事業 東京:2016年度、関西:2015年度)に東西高校が選出されグローバルリーダーを育成。

②学事面では小中高(12年間一貫)を教育の柱とし、生徒・児童の発達段階に応じた、きめ細やかな教育(育み)を根幹に、創価大学、アメリカ創価大学との連携も強化し、創価教育の更なる充実に取り組む。

③全額給付型の奨学金制度を継続し、経済面でのサポートを実施。
(1)家計急変世帯に対する奨学金制度を継続。
(2)寮生・下宿生全員に昼食支援を実施等、安心できる学園生活を提供。

④安全安心対策の視点から施設設備の点検・補改修を行い、生徒・児童・園児が安心して学園生活が送れるよう整備を行った。

⑤開園45年を迎える札幌創価幼稚園の園舎建替え総合整備計画を推進。
創立60周年へ校舎等の中長期補改修を計画的に実施しながら、「校舎・グラウンド総合整備計画」の策定を推進。

以下、主な事業について報告する。

1.諸施設の整備・改修工事について

①創価学園 ホームページリニューアル 
総額 21,640,000円  
・創価学園のホームページリニューアルを実施。

②東京学園ICT教育環境整備
総額 19,873,920円  
・東京小のコンピュータ教室にipad、創価中の普通教室にプロジェクタ、創価高の普通教室にレーザープロジェクタを設置。

③創価中学校 CALL教室改修工事
総額 14,864,580円  
・現在の固定式の什器から可動型の什器に変更し、アクティブラーニングが可能なCALL教室へ改修を実施。

④創価中学校 受水槽更新工事
総額 13,475,000円  
・設置より36年が経過し、老朽化が著しく目立ってきたため、水槽を、2層式に更新するとともに、水槽内ポンプを外に出し、メンテナンス作業効率の向上を図れるように実施。

⑤東京創価小学校 普通校舎2階及び1階一部空調機更新工事
総額 17,928,000円  
・普通校舎2階(18年経過)及び1階(19年経過)の一部(保健室、事務室、運営会議室等)の経年劣化に伴う、空調機の更新工事を実施。

⑥関西創価学園 総合グラウンド整備工事
総額 724,348,440円  
・400mトラック、サッカー及びラグビー場(人工芝)等を備えた、関西総合グラウンドとして、各種整備工事を実施。

⑦関西創価学園 総合グラウンド整備工事に伴う什器備品購入
総額 29,808,000円  
・総合グラウンド及びクラブハウスで利活用する什器、備品の製作、設置を実施。

⑧関西創価中学高校 キュービクル等更新工事
総額 94,500,000円  
・開校以来46年経過し、耐用年数を大きく延長しているため、各所のキュービクルの更新工事を実施。

⑨関西創価中学高校 第1グラウンド整備工事
総額 25,005,240円  
・完成より33年経過し、グラウンドコンディション不良に伴う整備工事を実施。

⑩関西創価中学高校 災害復旧工事
総額 7,538,400円  
・2018年9月4日に上陸した台風21号で被害が生じた野球場周辺の排水対策工事と砂防ダム周辺の土砂倒木撤去工事を実施。

⑪関西創価中学高校 柔剣道場床改修工事
総額 5,287,680円  
・剣道エリアの床スプリング経年劣化に伴う改修工事を実施。

⑫関西創価高校 桜寮改修工事
総額 15,782,040円  
・屋上防水や外壁塗装などの外装工事、大広間、共有部の床、天井等の更新を実施。

⑬関西創価中学校 トイレ改修工事
総額 91,777,320円  
・保健室横のトイレ等を改修し、和式トイレから洋式トイレに取替えを実施。

⑭関西創価中学校 中学棟外壁他改修工事
総額 90,705,960円  
・中学棟、図書館の外壁塗装及び屋上防水(14年経過)、管理棟と中学棟間渡り廊下の外壁塗装及び屋上防水(46年経過)の改修工事を実施。

⑮関西創価小学校 校舎棟トイレ及び記念館外壁等改修工事
総額 54,844,560円  
・校舎棟職員トイレ、防火シャッターの更新工事、記念館・渡り廊下の外壁塗装工事等を実施。

2.教育事業・一貫教育連携の充実について

①創立精神深化を育む各種施策の推進
・「創立者とともに」(単年版)制作により、学園生への創立精神深化に努めた。
・東西学園をテレビでつなぐ等、学園三大行事(英知・栄光・情熱の日記念行事)への取り組みを充実。

②小中高の12年間一貫教育を生かした教育の充実(特に英語を重点指定)
・英語授業はネイティブを含めて複数教員が担当し、チームティーティングを実施。

③創価大学・SUA(アメリカ創価大学)との連携のもと、創価教育を宣揚

④生命尊厳の理念のもと環境教育・平和教育を推進
・中高の研修旅行(東北・広島)と小中でのサマーセミナー実施による自然環境教育・平和教育推進。
・関西学園でNASA・宇宙教育プログラムへの参加による環境教育の推進。
・自然保護育成の各種保存会・委員会を継続して取り組む。

⑤幼稚園から小中高全校で、読書教育の一層の推進

⑥管理職・教職員・管理栄養士等が協力して食育の取り組みを推進

⑦友情を育む、クラブ・各校行事の取り組みを推進
・東西中高・ディベート部、東西高・箏曲部、東京高・関西中高ダンス部、関西小・ブラスバンド部等が全国大会に出場。

⑧SGHの取り組み
・東西高校がSGH(スーパーグローバルハイスクール)に認定されグローバルリーダーを育成。
・フィールドワークを通して国内外にて研修を実施。
・東京高はGCP(協調的探求型学習)を通して、持続可能な開発目標を中心に、地球規模課題の解決に向けた探求活動に取り組んだ。
・関西高は全員で取り組む探究型総合学習プログラム「GRIT」をアメリカとTVをつないで実施。(最終年度)

⑨防災・安全・安心の教育環境を充実
・通学時の安全のための、「安全教育」、「マナー講座」を実施。
・防災訓練を定期的に開催し、避難経路の確認や安全点検を充実。
・携帯電話やメールのマナーについて学習し、意識を高めた。
・緊急対応等のセーフティネットを強化。

⑩札幌創価幼稚園 きめ細やかな園児対応
・太陽の子ライブラリー(絵本コーナー)の指導計画立案と推進、体操教室の更なる充実、家庭との連携で育児支援充実等を実施。

3.国際交流について

①海外来客訪問
・海外からの賓客をお迎えし、講演や交歓会などを通し、国際社会で活躍する世界市民へと成長するための素養を磨いた。

②海外からの表彰
・卒業式において、卒業生代表に、インド・マカオ・中国より表彰を頂戴した。

4.生徒・児童・園児支援について

①奨学金の充実
・池田育英奨学制度・牧口奨学制度をはじめ、各種奨学制度の充実に取り組む。また家計急変世帯への奨学制度を延長し、安心して学べる環境づくりに取り組む。

②寮生・下宿生への支援充実
・地方から来ている寮生・下宿生の保護者の経済的負担を軽減するため、寮生・下宿生全員の昼食支援制度を継続。
<支給実績>
池田育英奨学制度 23,600,000円
鳳雛奨学制度 24,000,000円
入学時奨学制度 9,870,000円
都外生・府外生あんしん奨学制度 19,779,000円
寮生・下宿生奨学制度 106,088,597円
牧口記念教育基金会奨学制度 98,550,000円
きょうだい同時在籍者奨学制度 14,200,000円
希望奨学金 3,050,510円
合計 299,138,107円

<原資内訳>
第3号基本金引当特定資産 利息 157,020,365円
就学支援基金引当特定資産 利息 83,825,742円
卒業生 寄付 18,292,000円
牧口記念教育基金会 寄付 40,000,000円
合計 299,138,107円

<奨学制度実績>
・池田育英奨学制度
対 象:人物・成績優秀もしくは諸活動において貢献が顕著な者
人 数:高校生 東西合計59名
支給額:40万円支給
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 23,600,000円

・鳳雛奨学制度
対 象:学習意欲が高く、人物が優れている者
人 数:高校生 東西合計60名
    中学生 東西合計60名
支給額:20万円支給
資 金:卒業生寄付・就学支援基金引当特定資産利息
支給実績: 24,000,000円

・入学時奨学制度
対 象:人物・成績優秀者(原則入試合格者)
人 数:高校生 東西合計20名
    中学生 東西合計 9名
支給額:入学金・維持費全額免除
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 9,870,000円

・都外生・府外生あんしん奨学制度
対 象:東京都・大阪府以外に在住する高校通学生で、奨学金の支給を希望する者
    (年収500万円以下めやす)
人 数:収入基準を満たせば全員採用(人数は2020年3月現在)
    【東京】50名 【関西】66名
支給額:東京高 学費月額16,000円免除(年額192,000円)
    関西高 学費月額13,000円免除(年額156,000円)
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 19,779,000円

・寮生・下宿生奨学制度
対 象:寮生・下宿生(中学・高校生)
人 数:イ)寮生・下宿生全員
    ロ)寮生・下宿生で収入基準を満たせば全員採用
      (人数は2020年3月現在)
      【東京】128名(高校:112名 中学:16名)
      【関西】166名(高校:157名 中学: 9名)
支給額:イ)中学給食代金・高校昼食代・食券を支給
    ロ)寄宿舎費全額免除
      ※奨学金の支給を希望する者(年収500万円以下めやす)
    ハ)寄宿舎費月額17,000円免除
      ※奨学金の支給を希望する者(年収800万円以下めやす)
資 金:卒業生寄付・第3号基本金引当特定資産利息・就学支援基金引当特定資産利息
支給実績: 106,088,597円

・牧口記念教育基金会奨学制度
対 象:奨学金の支給を希望する者(年収500万円以下)
人 数:中学・高校 東西合計657名
    【東京】231名(35.1%)※全体比
    【関西】426名(64.9%)※全体比
支給額:15万円支給
資 金:牧口記念教育基金会寄付・就学支援基金引当特定資産利息
支給実績: 98,550,000円

・きょうだい同時在籍者奨学制度
対 象:受験合格者のうち創価学園(幼稚園除く)に入学する者の兄弟姉妹が、入学年度に創価学園(幼稚園除く)に在籍している場合で、奨学金を望む者
人 数:小学校・中学・高校 東西合計142名
    【東京】68名 【関西】74名
支給額:10万円支給
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 14,200,000円

・希望奨学制度
対 象:家計中心者の死亡・リストラ・廃業・疾病により失職(自己都合を除く)した場合
人 数:東西合計11名
    【東京】 3名 【関西】 8名
支給額:①学費全額免除(死亡の場合は当該学校卒業まで。他最長12ヵ月)
    ②通学生 食事代、交通費(寄宿舎費相当額上限)
     (期間は学費免除の期間に準じる)
    ③寮・下宿生 寮費、下宿代支給
     (期間は学費免除の期間に準じる)
資 金:第3号基本金引当特定資産利息
支給実績: 3,050,510円

5.生徒・児童・園児募集について

①オープンキャンパス・学校説明会・入試説明会の開催
・東西学園でのオープンキャンパス開催をはじめ、全国で開催された、学校説明会等に教職員を派遣し、小中学生・未就学児への激励と保護者への説明を実施。

6.広報・地域貢献活動について

①学園メイト加入を推進
・全国の小中学生及び受験希望支援者を対象に、「学園メイト」制度(登録無料)を2009年度より開始。登録者数は3,200名を超え、広報活動の大切な基盤となっている。
 学園レター(年3回)、学園グッズを学園メイト登録者全員に贈呈。

②駅広告看板の設置
・東西、札幌の学園最寄り駅をはじめとする、近隣主要駅広告を通し、広報活動を推進。

③創価芸術展の開催
・創価芸術展を通じて、地域に開かれた行事を開催。
 生徒・児童・園児が日頃の授業、クラブ活動で作成した絵画、書道、写真、陶芸等を展示。
 作品を通じて、地域・社会に本学園が取組んでいる人間教育への深い理解と関心を広げている。
・2019年度は、創価大学での本展と関西展(福井)、北海道展、中国展(広島)を開催。

<会場別鑑賞者数> 会場 鑑賞者数
本展 創価大学 8,322 名
関西展 福井県 2,151 名
北海道展 北海道 3,406 名
中国展 広島県 2,439 名 合計 16,318 名

・併せて、巡回展においては、創価大学と共に、学園希望者の集い・創価教育セミナー等関連行事を行い、開催地域での創価一貫教育の理解を深めた。

④音楽祭の開催
・東西学園にて、保護者をはじめ、地元・近隣の行政、教育関係者、協力者を招待し、小中高の音楽系クラブの発表の場として、毎年音楽祭を開催。
 本年で東京学園は21回、関西学園は27回を数え、日頃の練習の成果を存分に発揮し、音楽を通じて創価教育への理解を広げた。

7.創価教育センターの活動について

①学事面における創価一貫教育推進
・学事推進会議を開催し、各校・園の学事推進を図った。
・学事面で6校1園と連携しサポート。

②グローバルリーダー輩出の取り組み
・世界市民教育の取り組みを推進した。
・SGH管理機関として東西高校の活動をサポート。
・北京第一実験小学校交流絵画展を推進。

③創価教育研究所・自然環境教育研究所の活動
・両研究所ともに、研究員(代表教職員)による会議と研修会を開催し、諸研究活動の充実を図った。
・毎年、全教職員による教育現場での取り組みをまとめ、未来に残すべく「創価教育の実践」記録集を作成。
・創価教育研究所では、2012年度からの7年間の研究所のテーマを振り返り、検証を推進した。
・自然環境教育研究所では、ESDとSDGsについての学びを深め、自然環境教育を推進した。
・「自然環境教育研究所報告」を4回発刊。
・創価教育研究所レポートをポータルサイトにアップして学園内に公表。

④教職員の育成と研修を推進
・校長会・事務長会で必要な情報を提供した。
・副校長教頭会を開催し、研修として充実させた。
・若手教職員の研修を充実させた。(内定者、新任、勤続2年)
・教員免許更新講習の受講をサポート。
・ミドル研修を開催し、教員の資質向上を図った。
・全教職員対象に、研修会をテレビ会議を活用して、年2回(夏と冬)実施。
・教職員の創立精神の深化、及び実務の手引きとして、「教職員ハンドブック」と「学事便覧」を活用し、教育活動が円滑に進むように努めた。
・OJT研修として、各校で基礎技能を学ぶ研修を実施。

⑤安全安心の取り組みを充実
・ユニバーサルデザイン教育を推進した。
・創価学園として、保護者相談窓口を設置(フリーダイヤル)。
・個人情報の保護を図った。

⑥学園50年間の各種資料の収集と整理を推進
・50年間の学事資料の作成を推進した。
・創立者指導の整理を推進した。

8.アーカイブ充実

①創立者関連資料の保全
・学園内にある、創立者の著書、著作、映像、音声等を厳重に管理(収集及び保全、修復)し、デジタル化することにより半永久的な継承体制を整備している。

②関連資料の活用
・アーカイブ資料を活用し、学園生に還元できるシステム(検索・閲覧)構築を目指し、検討を進めている。
・アーカイブ資料の修復保全及び保管処理を着実に推進した。

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