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自然環境教育研究所

各校のサマーセミナーの取り組み

創価学園の小学校、中学校では、代表の児童・生徒が参加し、サマーセミナーを実施します。
豊かな自然の中で、体験学習、観察学習を行っています。

2019年度に実施したサマーセミナーの報告です。

河口湖コース(東京創価小学校)

青木ヶ原樹海で、岩石が磁力を持っていることを方位磁針で観察

東京創価小学校のサマーセミナーは、「豊かな自然に親しむ中で、体験を通して人と環境の関わりについて学び、環境保護の意識を養う」ことをねらいとしています。

河口湖コースは7月29日から31日までの3日間で実施しました。初日は、遊覧船とロープウェイに乗り、河口湖とその周辺の自然を、湖面と山上から眺め、存分に体感しました。午後は、山梨県衛生環境研究所から研究員の方をお招きし、河口湖の水質調査を実施しました。湖水の透明度や色、また、湖に住む微生物についての講義を受けながら、顕微鏡を使って観察を行いました。

2日目は、青木ヶ原樹海へ向かいました。富士山北西麓に広がる青木ヶ原樹海は、富士山の溶岩流上に形成された樹林として特異な様相をしており、多様な動植物と出会うことができる世界に誇れる自然環境となっています。ネイチャーガイドの方に案内をしていただき、樹海を歩きました。樹海に生息する樹木や植物、地形を観察しながら、なぜこのような形になっているのか、この大きな穴はどのようにしてできたのかなど、様々なお話を聞くことができました。また、富岳風穴や鳴沢氷穴の見学もしました。

3日目は、富士山レーダードーム館の見学を行い、最後に山中湖の近くにある施設で集会を行いました。創立者にゆかりのある品々を見学させていただき、「池田先生と山梨県」と題したお話も伺うことができ、創立者との歴史を心に刻むことができました。

銚子コース(東京創価小学校)

300万年前から90万年前にできた地層を観察
海の波で削られてできた崖だそうです。

銚子サマーセミナーは、7月22日から24日までの3日間で行いました。

サマーセミナーで訪れる千葉県銚子市は、関東平野の最東端に位置し、北は利根川、東から南は太平洋に臨み、三方を水域に囲まれ、変化に富んだ海岸線を有しています。銚子の海岸線の景観美を称えて「風景言葉に尽くし難し」と記されるほど、地球のダイナミックな活動によって作られた美しい自然環境です。

1日目最初の研修は、磯学習を行いました。磯に住む生き物について、じっくり観察しながら学ぶことができました。続いて、犬吠埼(いぬぼうさき)灯台に登り、 丸く見える水平線や君ヶ浜、長崎海岸を眺めたり、灯台史料館を見学したりしました。

2日目は、銚子漁港の見学からスタート。キハダマグロやキンメダイ、カツオなど、置き網漁から港に戻ってきた運搬船から魚を水揚げする様子を間近で見ることができました。続いて銚子芸術村へ移動し、銚子で発掘される化石について、学芸員の方から講義を受けました。その後、屏風ヶ浦での地層の学習を行いました。

3日日は、岩石標本作りでは、銚子ジオパークの学芸員の指導のもと、昨日作製した化石のレプリカと古代の地層を形成する様々な岩石について学び、標本を作ることができました。岩石を触ったり観察したりしながら古代の様子を想像していました。

豊岡・神鍋(かんなべ)コース(関西創価小学校)

「この植物の特徴はね、、、」
植物を実際に手に取りながら観察学習

関西小で実施されるサマーセミナーは、「豊かな自然に親しむ中で、体験を通して人と環境の関わりについて学び、環境保護の意識を養う」ことをねらいとしています。本年は7月23日から25日の2泊3日で、「豊岡・神鍋コース」と「琵琶湖・伊吹山(いぶきやま)コース」に分かれて実施しました。

サマーセミナーで訪れる兵庫県豊岡市は、市域の約8割を森林が占めており、海岸部は山陰海岸国立公園、山岳部は氷ノ山後山那岐山(ひょうのせんうしろやまなぎさん)国定公園に指定されるなどの自然環境に恵まれ、学習に適した素晴らしい環境です。

1日目は、豊岡市内の施設で開校式を行い、「北兵庫と池田先生」についての歴史を学びました。続いて、コウノトリの郷公園を訪れました。コウノトリは、1971年に農薬(水銀)などが原因で絶滅しましたが、豊岡の人々の努力の積み重ねの結果、現在178羽までに復活していることを知りました。

2日目は、神鍋渓谷(けいこく)公園のフィールドワークで植物観察。講師の先生は「生き物の命は循環し、全て繋がっているよ」と自然のサイクルについて語ってくださいました。植物への興味が、環境保護の思いに繋がっていきました。次に、植村直己冒険館を見学。あきらめない心と自然を愛する心を学びました。

3日日は、神鍋山の昆虫観察へ行きました。山の道中では、絶滅危惧種のイモリやトノサマガエルなどがおり、観察や講師の先生のお話を通して、生き物と植物の共生を学びました。児童の学習レポートでは、「自然に囲まれた豊岡だったので、自然環境にとても興味をもちました」と綴られていました。

琵琶湖・伊吹山コース(関西創価小学校)

「あっ。あそこに2羽いるよ」望遠鏡を使っての観察学習

サマーセミナーで訪れる滋賀県は、日本最大の琵琶湖があり、伊吹山は、日本百名山の一つで、山頂の花畑は、国の天然記念物に指定され、水と緑の豊かな自然にふれ合うことができる場所です。

はじめに、琵琶湖の湖畔にある施設で開校式を行い、創立者と滋賀の歴史を学びました。次に、伊吹山文化資料館でワークショップ「昔の生活体験」を行いました。勾玉作りや縄ない、きなこ作りから、昔の人の知恵や工夫について学びました。

2日目は、伊吹山で植物観察と自然観察を行いました。当日の山登りに向けて学校や自宅周辺で走り込みをし、体力をつけて臨んだ児童もいました。講師の先生が「1つでも覚えて帰ってくれたら嬉しい」との思いで、たくさん植物の名前を教えてくださいます。児童は忘れないようにとの思いでiPadを使い植物の写真を撮り、名前を添えて記録に残しました。

3日目は、関ヶ原町歴史民族資料館を見学しました。事前学習で疑問に思ったことを質問。児童の真剣に学ぶ姿に感動され、「歴史を学び、先人が何を考え行動したか、それを知ることは、これからの環境を守っていく上で大切です」と熱い思いを語ってくださいました。

霧ヶ峰コース(創価中学校)

「八島ケ原湿原は1万2千年前に誕生した高層湿原でその向こうに見えるのが車山です」

中学1年生40名は、7月22日から24日まで長野県霧ヶ峰方面を訪れました。霧ヶ峰や車山の自然に触れ、自然保護の大切さを学ぶことをめあてとしています。

初日は、あいにくの雨天でしたが、皆で元気に出発しました。霧ヶ峰高原にある施設に到着後、地元の皆さんが歓迎してくださる中、開校式が行われました。施設内では、創立者と霧ヶ峰との深いつながりを学びました。

2日目は、車山のトレッキングと、ガイドの方の案内で豊かな自然に触れながら、特別天然記念物に指定されている八島ヶ原湿原を歩きました。

最終日は牧場を訪れ、搾乳体験に続き、牛についてクイズなども交えて楽しく説明して頂きました。

2泊3日という短期間ではありますが、生徒からは「霧ヶ峰は、野生のキジやシカも見られるなど、都会ではなかなか無い美しい景色や自然があり、とても好きになりました。この3日間で体験したことは、いつまでも忘れません」「虫は苦手でしたが、腕にとまった蝶と5分以上一緒にいたことで好きになれました!」との感想が寄せられました。

鳥取・蒜山(ひるぜん)コース(関西創価中学校)

「どんな模様にしようかな?」紙すきで思い思いの和紙を作成

7月23日から25日までの2泊3日の行程で行われたサマーセミナーに、35名が参加しました。自然とのふれあいを通し、生命を慈しむ心を養うとともに、環境を守ることの大切さを学ぶことをめあてとしています。

1日目、「かみんぐさじ」で紙すき体験を行いました。それぞれ個性のある和紙ができあがりました。鳥取砂丘に到着して、まず「砂の美術館」を見学。鳥取砂丘の砂で作られている壮大な美術品の数々を鑑賞しました。「鳥取砂丘ジオパークセンター」で朝と夕方に吹く風でできる「風紋」のでき方や砂丘の歴史について学習した後、パークガイドさんの案内で鳥取砂丘を散策しました。

2日目は「大山桝水(だいせんますみず)高原」に行きました。ロープウェイで大山の中腹まであがり、集合写真を撮りました。そこから見おろした景色は一生忘れられないものとなりました。その後、鳥取県日野郡の施設に到着し、地元の方々と楽しく交歓会を行い、学園の蛍の淵源となる蛍についての講話をしていただきました。

3日目、「ひるぜんジャージーランド」に到着しました。ジャージー牛へのエサやりや搾乳体験など、初めての体験でドキドキしていた様子ですが、とても喜んで取り組み、こうした体験を通して、「都会から離れ、自然に触れたり、さまざまな体験学習を通して、大きく成長することができました」と感想を語る生徒もいました。

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